のそのそ富士登山体験記2013 その5
2013年 07月 14日
飛ばされそうになるのをなんとか踏ん張っていたのですが、そこに今まで経験したことないような突風が吹いて、近くにいた登山者10人ほどとともにあっと言う間に風に舞ってしまいました。そのうち女性3人が体重が軽いからか、20m以上飛ばされてしまいました。幸い、着地した場所が砂地で事なきを得ましたが、一人はショックで腰が抜けしばらく動けない状態に。私もモモンガかバッ◯マンのような姿で人生初めて風に飛ばされ宙を舞いました。この時も頭をよぎったのはなぜか「富士山レーダーの建設って大変だったんだろうなあ」ということです(笑)。富士山の厳しさを体で感じる貴重な体験をしました。
ここは危険地帯、姿勢を低くして荷重が抜けない歩き方をしながらゆっくり通過します。先ほど思いっきり飛ばされてしまった女性達は一緒に来ていた男性陣と手をつなぎながら3〜4人単位で慎重に下っています。11時10分。
すごく腹が減って、すぐにでも山小屋の食堂で食事をしたいのですが、全身砂利だらけのまま入店するわけにはいきませんので、一旦クルマに戻って着替えてきます。もう耳から鼻からパンツの中まで砂・砂・砂です。
と、ここで世界文化遺産登録の影響なのか、前回と比べて気になったことをいくつか。
まず、山小屋のベンチで喫煙したり、歩きながら喫煙している輩がやたらと多かったこと(国有林の中でも)。確か山小屋の近くでの喫煙はほとんどの場合、禁止していたと思います。休憩場所がモクモク化しているのは勘弁です。中国人かと思えば日本人だし・・・民度が低下しているかな。全面禁煙にするなど早急な対策を願いたいです。
そして上り優先や譲り合いがあまり守られていないこと。下山者が登山者をストックで散らしながら暴走気味に下っていくなんてのもありました。さすがに注意しましたが(ケンカになりましたが)、その辺りの表記も必要なのでは。
登山道以外のところを登ったり、登山道をはみだして歩いている登山者が散見しました。これは落石を誘発する大変危険な行為なので、絶対に止めさせなければなりません。
14時50分頃、食堂を出て、15時10分、いよいよ富士山を後にします。この時、駐車場は8割くらいの利用率でしたが、あざみラインの下り車線には2キロに渡って路上駐車が・・・混雑する時間帯に当たると大変です。恐らく前日の22時から今朝くらいに来たクルマと思われます。
この後、須走ICから東富士五湖道路に入り、中央道の小仏トンネルでちょっとだけ渋滞、その後は順調に家路に17時40分に着きました。明るい内に家に着くとは思いませんでした。あ、お鉢巡りをしてないからか・・・。
悪天候でしたが、須走ルート、堪能しました。次は御殿場口かな。
登山時間4時間55分、下山時間3時間30分。体力的には秩父七峰縦走とかよりは全然ラクで、個人的には堂平山と笠山セット登山くらいの感覚です。敵は高山病と寝不足です。
今回の登山レポはこれで終わりです。最後までお読みいただいてありがとうございます。この後は番外編「今回の装備と、持っていって良かったもの」に続きます(ちょっとアップに時間がかかります)・・・
by cornersmile-kun
| 2013-07-14 23:02
| のそのそ富士登山
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