本8合目が近づいてくると、だんだん賑やかになってきます。人気の吉田口ルートと合流するためです。
本8合目の江戸屋に到着。標高3,400m。今回はこちらのトイレに立ち寄りました。洋式なので助かります。ただ中はちょっと狭いのでリュックを置いておく場所に困ります。利用料は200円。両替機も設置されています。8時56分。
荷揚げのブルが行き交います。
江戸屋とトモエ館という大きな山小屋が隣接しているので賑やかです。悪天候なのでここまで来るともう軽装な人はほとんど見かけず、しっかりと準備した人ばかりです。ここに来て短パン半袖とかありえない格好の人は、大抵もうどうかしちゃったんじゃないかというトレランの方達です(笑)。
ちょっと休憩して出発。9時15分。
本8合目の立派な石標。
だいぶ人が増えてきて富士山らしくなってきました。
8.5合目、御来光館。3,450m。立派なプレート。9時27分。
9合目の鳥居を通過、標高3,600m、9時48分。断続的に雨が降り、視界がどんどん悪くなってきました。この辺りは登る人と下る人が交錯し、道も狭まることから全体的にペースが落ちてきます。
山頂の狛犬と鳥居が見えてきました、間もなく山頂です。
10時19分登頂。5合目から4時間55分かかりました〜。さらにどっひゃ〜な天気です。吐く息は白く、気温は4℃。手がかじかみます。時折、ものすごい突風が雨と砂礫と共に叩きつけます。ちなみに写真の方向から風が来るので皆さん建物の影などにじっとしています。ま、でも悪天候の富士山というのも一度体験してみたかったんですよね、負け惜しみとかではなく。風速100mともいわれる厳しい気象条件の中、富士山レーダーの建設とか、いかに大変な作業だったかということに思いを馳せます。
お鉢巡りは残念ながらあきらめます。行って行けないことはありませんが、巡ったところで何にも見えないですもの。
晴れていればにぎやかな山小屋前のご覧の通り。西部劇とかでならず者が街にやってくる前みたいな状況です。
外のベンチにも座っている人は誰もいません。飛ばされるので。お鉢や麓の様子ももちろん見ることはできません。
しかし悪いことばかりではありません。良いこともあります。それは撮影ポイントとして人気の石標が貸切状態なのです。ということで撮影開始・・・
こちらは熊谷の慈げんさんのTシャツ。実は登山の前日にゲン担ぎに慈げんさんのかき氷をいただいたのです。かき氷の形って富士山っぽいですものね。慈げんさんのは丸くてなだらかな方ですけど。おかげさまで無事登頂することができました。
こちらはぱんだリクエストのレッズコバトン。でも前回2008年は登頂後、失速してるんですよね・・大丈夫かな。ムジナもんも持ってこようと思ったのですがリュック(25リットル)に入らず。
「こんな天気になってしまってごめんなさい」・・・いやいや貧ちゃんのせいじゃないよ。貧ちゃんは狛犬のところで撮影した方がしっくり来たかな。
ここで「(この嵐の中)ぬいぐるみの写真なんて余裕ありますね〜」と、超軽装&短パンのトレイルランナーに声をかけられる。いや、あんたに言われたくないから。
他にも自分用の記念撮影などを数枚。その間にデジカメはジャリジャリになってしまいました。南三陸のオクトパス君手ぬぐいもあったのですが強風で広げられず撮影を断念。
ブルが到着し荷下ろし作業。大変だなあ。
さて、そろそろ下山します。10時33分。
その5へ続きます・・・