長田山荘があるここが6合目なら次はもちろん7合目・・・とはいかないんですよね〜。正確にはここは「新6合目」で、次は「本6合目」になるそうです。この何合目という基準は分かりやすいようで、実はけっこう曖昧でわかりにくい。ここは標高2,450m、6時35分。
登山道にはまだまだ雪が残っているところも。
しかしすぐそばではきれいなハムシが元気に動き回っています。いろんな季節が同居してます。
本6合目の瀬戸館に到着。外人さんと防衛大の生徒多し。標高2,700m、7時02分。あと1,000m登ります。
瀬戸館を過ぎると、いよいよ樹林帯から抜けます。7時04分。
樹林帯を過ぎてもまだまだ色々な植物を見ることができます。
遭難者のための慰霊碑があり、たくさんの鈴が捧げられています。
火山らしく、だんだんと荒涼とした景色になります。山の斜面は急になってきますが、登山道はジグザグに登るので勾配はさほど大きくありません。この付近から標高が3,000mを超えるので意識的に深呼吸をしながら歩きます。7時39分。
7合目にある大陽館に到着。標高は3,090m。風はますます強くなっていき、気温も急激に下がってきました。7時44分。
須走口7合目を示す道標。英語では「Subashiri trail 7th station」と訳すのですね。7時51分。
見晴館の建物と鳥居が見えてきました。8時10分。
本七合目の見晴館に到着。標高3,200m。案内板に中国語や韓国語など敵国言語の表記は必要なし。英語の表記があれば十分。8時13分。
建物と建物の間を通っていきます。
貧ちゃんも一緒に5年振りの登山。前回の時は地面に置いて写真を撮りましたが、今回はしっかり握っておかないと風に飛ばされてしまいます。
独立峰である富士山は遮るものがないので風の影響をモロに受けます。この日は日本海に梅雨前線が停滞して等圧線が狭まり、その前線に向かって強い南風が吹き込んだことで、こんな悪天候になってしまいました。太平洋からの湿った風が富士山に当たって雲が発生するのです。フェーンのような感じになっているので、5合目は気温が高く、麓も急激に気温が上がっているようですが、山頂へ向かうほど二次関数的に気温が下がってきます。
八合目の下江戸屋に到着。ベンチでぐったりしている人多し。標高3,350m、8時40分。
貧ちゃんが写ってると荒涼とした景色もユルく見えてきます。あ、なぜ貧ちゃんを富士登山に帯同させているかと申しますと、色や形がなんとなく富士山に似ているのでお守りとして持っているのです。
下山時に間違えやすいことで有名な下江戸屋分岐。これだけしっかり表記されていれば、と思うのですが、高山病などの影響でケアレスミスを起こしやすくなってしまうんですよね。8時42分。
意識的に深呼吸しながらもうひと頑張り、次は吉田口ルートと合流する本八合目です。
その4へ続きます・・・