2009年 11月 22日
2009.11.21 埼スタ リーグ戦第32節 浦和レッズvsジュビロ磐田 その2
一点目は21分、高原の折り返しをエジが頭でファーに決めて先制。よく部活などでも何度も練習する技術ですが、そのお手本になるようなレベルの高い連携でした。前半は見応えがあり、あっという間に45分が過ぎて1−0で折り返し。
しかし後半また悪いクセが出ます。DFの連携の悪さから2失点。特にセットプレーでの守りでは、ゴール前で3人もフリーにしてしまうミス。ボールがないところでの守備も緩慢。これは結局この1年修正されなかった。新しいシステム(4バック)をやろうとして発展途上?いやいやそんな言い訳は通用しません。普通の会社でもこれだけ同じミスを繰り返せばクビでしょう。1−2と逆転されて重苦しい雰囲気。シュートは打つもバーやポストにことごとく嫌われてしまう、いわゆる「圧倒していて負けちゃう」という典型的なパターンに陥りかけます。
しかし、周囲の観客は意外とポジティブです。「ジュビロ戦は何かが起こる」とみんな信じているかのようです。この前の大宮戦の時のように途中で帰る人はほとんどいません。2失点した場面以外はとても素晴らしいサッカーを展開していたからです。例えこのまま負けたとしてもスタジアムからは拍手で迎えられたでしょう。コンビネーションサッカーの片鱗が確かに見えましたから。
72分、痛んだ鈴木に代わってセルが投入されます。これが大当たりでボールが前に運べるようになり、ゴース前の混戦を生み出しチャンスを増やすきっかけになります。まさに突貫小僧という感じでした。そんな中ゴール前混戦から82分にエジの同点ゴールが決まります。そこからさらに緩急を付けたパス回しや縦への勝負も増え、サイドも機能し始めます。しかしなかなかゴールは決められない。後半もロスタイムも残り少ない終了間際でトゥーリオが倒されFK獲得。ポンテが蹴ったFKのこぼれ球をエジミウソンが「らしくない」豪快でファンタスティックなゴールでついについに逆転。歴史に残る大逆転勝利、沸きに沸くスタジアム。
試合終了後、監督は田中をほめ讃えていましたが、私はちょっと違った見方。田中は前線からの守備も献身的にこなして、仕掛けも良かったのですが、何となく体が重いように感じ、連携もイマイチだった感があります。それよりチームプレーに徹した高原、ことごとく相手の攻撃の芽を摘んで奔走した阿部、うまく攻撃のリズムをつくりタメも作ったポンテ、しっかり縦の意識を持ち、役割を果たしたセルが良かったと自分としては思います。もちろんエジは言わずもがなです。
帰りは新見沼大橋の料金所のおっちゃんに、満面の笑みで「おめでとう」と声をかけられ気持ちよく帰宅。
Commented
at 2009-11-22 23:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
at 2009-11-23 00:16
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
at 2009-11-23 17:40
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by cornersmile-kun
| 2009-11-22 20:44
| サッカー(2009)
|
Comments(3)