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旧集落をつなぐポタ

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里山地域には昔、小さな峠を越えて集落と集落を結ぶ生活道がたくさん存在していました。今では他に大きな車道が整備されたり、ゴルフ場などで寸断されたり、集落そのものがなくなって役目を終えて自然に還っていった道が多くあります。逆に里山整備、送電線巡視路、携帯電話アンテナ基地局などで新設、復活する道もあります。

今回は開発を逃れた狭いエリアの、小さな集落と集落を結んでいた道を辿ります。昔は道がしっかりしていましたが今回はどうでしょう。乗車率にはこだわらず、ダメなら引き返す気持ちで入っていきます。

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下草はあまり無く、轍も残っていますが、竹などが倒れたままになっていて、時折担ぎながら進みます。

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上を見上げると廃屋が現れました。水道の蛇口の跡などもありますので、20〜30年位前まではおそらく人が住んでいたと思われます。

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さらに進むと明るい竹林に出ます。道は思いのほかしっかりとしてます。

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やがて雑木林の中のシングルトラックになります。人よりタヌキなどの利用率が高そうです。糞溜めもあり、危うく踏みそうに。なんで奴らはあえて路上にするんだ(笑)。

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橋本五叉路(ウソ)に出ます。五叉路というとどうしても橋本五叉路を思い浮かべます。山の中のしっかりした五叉路は珍しいです。

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落葉が降り積もった明るい道です。

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峠が近くなってきました。

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峠は尾根道と交差していて、真っ直ぐ下るとゴルフ場で道は消失、尾根道も右折すると送電線鉄塔まででその先はヤブ。ということで左折します。

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気持ちの良い尾根道です。

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尾根道からは外れますが、近くに小さな山があるので登ります。頂上は開けていて関東平野がよく見えます。開けているのは下がゴルフ場だから(泣)。ったく、いらねーだろう、こんなにたくさんのゴルフ場、バブルの負の遺産です。外からやってくるゴルファーの車は総じてマナーが悪いしね。頂上には立派な石碑がありました。

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尾根道から集落へ向かう道に入ります。最初は急で乗車できませんが(テクニックの問題ではなく、トレイル保護の観点から)、やがてフラットな雰囲気の良い道になります。

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石碑などが道沿いに無いか、ゆっくりと走ります。

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廃屋がありました。廃屋の周囲にはシュロが生えていることが多いですね。温かいのでしょうか。

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廃屋の裏にはヤブっぽい道が続いています。

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道を挟んだところに古井戸?がありました。

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廃屋の近くから分岐する道を上っていくと祠がありました。そしてさらに上まで道は延びていました。次回の宿題です。しっかりとした道筋なので別の集落へ向かう道だとうれしい。

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元の道に戻り、しばらく走った後、交通量の多い車道に出ました。MTBはタイムマシンで、昔へタイムスリップして再び現代に戻ってきた感覚です。

MTBは走りだけではなく、歴史や文化、自然などに触れ合うために機動力を与えてくれる良き相棒です。そのようなことを意識すれば地域や生活を尊重した優しい走りとなり、周囲とのトラブルも少なくなるのかな、と思います。オリンピックの正式種目ではありますが、まだまだ認知度が低く、山でびっくりされてけしからんと思われてしまうこともしばしばなのが現実だと思います。感情的理由で走行禁止なんてことにもなり得ます。田舎では一回悪者扱いされると大変です。

山はそこで生活している方もいらっしゃいますし、自治体や個人などが所有していて誰の山でも無いというのはありません。必ず所有者がいます。ですので走ることができる環境に感謝しながら謙虚に上手に楽しんでいきたいですね。
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by cornersmile-kun | 2014-01-25 18:32 | 自転車(ツーリング2014) | Comments(0)