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東武根古屋線跡を辿るポタ

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昔、小川町駅から県道11号線の切通し付近まで石灰石を運ぶための鉄道が敷かれていました。今回はその跡をゆるっと辿ってきました。尚、詳しい解説は鉄道マニアの方に譲ることにしまして、ここでは自転車乗り目線で軽く見ていくこととします。

根古屋地区の槻川沿いの崖に何やら坑口らしきものがあります。

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坑口は二つあり、中は砂で埋められています。

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もう1つは崩れています。

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坑口を背に前を見ます。ここから東秩父村の皆谷まで索道があったそうです。

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坑口の反対側に回ってみます。

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県道沿いに人工物が見えてきます。

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ここが根古屋線の終点、根古屋駅です。軌道は見当たりませんが、まだまだ色々残っています。よく見るとこちら側にも坑口などがありそうです。

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駅の近くには小さな川が流れています。駅付近が源流?

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電柱がこんな所に。以前はこちらに県道があって、カーブがきついので今の位置に道路を造ったのでしょうか。それとも今の県道の場所が元々は線路だったのでしょうか。

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ここから県道を斜めに横切ります。

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矢岸歩道橋と県道の間に広いスペースがあります。ここが槻川駅(荷扱所)跡地です。ちなみに矢岸歩道橋はトラス鉄橋なので元は鉄道の橋だったのでは、とよく言われますが、下里地区から移設されたもので鉄道用ではありません。
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矢岸歩道橋の架橋記念碑。大河村長の名が刻まれてます。写真左のオレンジ色の屋根はラジュモハンさんです。このラジュモハンさんの裏の道が線路のあったところです。

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線路跡は立派な道路になっています。右の建物はパトリア小川。

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腰越公園近くの交差点、ここに大河駅がありました。

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再び県道11号線を横切ります。写真左の黄色い壁は昔、「じゅんじゅん」というハンバーガー屋があったところです。

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県道との交差点の先は盛土をして緩やかな勾配をつけています。ここが一番鉄道があったことを感じさせる場所です。右の白い建物は大河小学校。

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けっこうな高さで盛られている箇所もあります。

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ちょっと下をくぐってみましょう。

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真ん中と両脇でコンクリートの色が異なります。恐らく真ん中が鉄道のあった箇所で、両脇は道路にする時に拡幅したものと思われます。

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小川西中学校のところの道路沿いに大きなスペースがあります。駅があったという話は聞かないですが、何らかの鉄道関連施設があったのでは、と推測します。機会がありましたら調べてみます。

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盛土の先は切通しになっています。勾配は緩やかですが、蒸気機関車がここを上るとなるとけっこうな迫力だったでしょう。

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峠の上には橋が架かっています。この橋は最近になって架け替えられたもので、以前は線路のレールで造られていました。

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橋の上はこんな感じ。

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緩やかな坂を下ると飯田西交差点に出ます。ここは真っ直ぐに進みます。

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しばらく進むと古い橋が。お、これはもしかして、と思ったのですが、さすがに幅がありません。線路は隣の車道の方を通っていたそうです。

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飯田交差点で旧国道254号を横切ると踏切があり、隣に変電所があります。この変電所がある辺りから東上本線と接続されていた可能性が高いです。

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ちょうど東上線の電車が走ってきました。現在、池袋から寄居までの直通運転はなく、小川町ー寄居間を4両車両でワンマン運転しています。現状、東武寄居線といってもいい状態です。

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小川町駅に到着。図書館などで古地図や資料を調べて地域の歴史に思いを馳せてペダルを漕ぐというのもいいものですよ。

東武根古屋線。総延長4.3キロ、1967年廃線。


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by cornersmile-kun | 2013-02-11 23:25 | 自転車(ツーリング2013) | Comments(0)