2010年 04月 22日
アイスランドの火山の噴火
実は私も火山の噴火を経験しています。1977年8月7日朝に起こった有珠山の大噴火です。ニュースで噴火のことは知り、「結構離れているから大丈夫だな」とか対岸の火事状態でいたのですが・・・。しかし午後になると南の空から濃い灰色のモクモクした入道雲のように噴煙がやってきて、やがて辺りは真っ暗になり火山灰と小さな軽石が雪のように降ってきました。噴煙は12,000mの高さにまで達したそうです。
朝起きて外を見ると一面灰色の世界。しかし空は真っ青に晴れ渡っていて、その対比の非現実的な光景は今でもはっきり覚えています。池には軽石がポップコーンのようにプカプカ浮いていて、火山灰は子供の膝くらいまで降り積もっていました。私はまだ子供だったのでいい気なもので恐怖心とかまるでなく、雪だるまならぬ「灰だるま」を作って遊んだりしていましたが、大人達は大変そうでした。海へ行ってみるとセメントを溶かしたような色の海原が広がっていました。「しばらく釣りはできないなあ」と思った記憶があります。国道が近かったこともあり、火山灰の巻き上げがすごかったのは覚えています。北海道の住宅は大体二重ガラスに二重玄関なのですが、それでも灰は粒子が細かいので家のあちこちに入り込み、祖母が泣きながら掃除をしていました・・・。私はクワガタ獲りに行けなくなったのが残念で残念で・・。
今住んでいる関東でも決して人ごとではないですね。関東ローム層なんて浅間山と富士山の噴火によるものですし、実際数年前に浅間山の小規模噴火の時は埼玉でも車にうっすらと積もる火山灰が降りました。もし大噴火したらどうなっちゃうんでしょう。今は子供の時と違い、考えただけでも恐ろしいです。
by cornersmile-kun
| 2010-04-22 01:02
| 雑感、報告、その他
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